今年読んだライトノベル:

リリース自体は去年なわけだが、今年になってから読んだのでこちらに。今日のエントリの続きを読むはネタバレ防止の意味で使っているので要注意。(やはりネタバレ防止については、なんとかしたいね)

ライトスタッフとかアポロ計画とか子供のころに夢中になっていて萌えキャラ好き属性持ち *も* 持っている人にどうぞ。軽い萌えラノベかと思いきや、さにあらず。宇宙開発の史実をベースにしてライトノベルフォーマットに合わせて萌えキャラベースにした、という構成になっているような。さらに伏線の張り方がよくできてる。ここまでよくできた伏線は、最近あんまりみなかったような...。いずれにしても、構成(プロット)がよくできていて、それだけでもお勧めできる。

それとワタクシ、実は宇宙開発ネタには詳しくてですね、アレの構成とか、あれこのキャラ、史実のどっかでみたような...とかとか。それと、実は元ネタの宇宙開発ネタがきちんと作中にまで反映されるあたり、わしとしてはうれしいものがありました。ただ一方で、宇宙開発ロマン(?)といわゆるラノベ的な萌え(?)あるいは何か、の二成分でできているので、どっちかに苦手感を感じるとつらいかもしれない。

しかしどうでもいいんけれども、この世界のポータルでダブルフリングしたら(あるいはしようとしたら)どうなるんだろう...?答えは...しかないとおもうが..。


傑作。


アレ=ロケット
アレの構成=ソ連式のクラスターロケットと、アメリカ式の多段式ロケットの違い)
史実のどっかでみたような=サベラは、フォンブラウンあたりがモデルになってそうだ
しかし、とはいえうちらの文明、全滅エンドか...(^^;
ダブルフリングしたら?=タイムパラドックスの世界にようこそ / ポータルに飛び込む前に出現するからダブルフリングできないというのはちょっと不自然