iPod nanoとApple Losslessの微妙な関係

可動部のないフラッシュメモリiPod nanoは現在のところ最大でも16Gまでのモデルしかない。私が使っている第四世代だと 8G まで*1。ここにApple Losslessで取り込んだアルバムを外で聞こうとすると、アルバム一枚あたり400MBだから、1024*8/500=16.4枚。実質わずか15枚しか入らない。これは寂しい。

よくよく考えると、外でER-4Sにしろ10proで聞くにしても、どうせ周囲に環境音があふれているし*2ビットレート256kbpsぐらいでもいいかなーという妥協を図ることにした。

iTunesにおいて、メニュー「編集」→「設定」から、「インポート設定」をいじって、AACエンコーダを選択して小さめのサイズにする*3。で、ipod nanoにサイズを落として取り込みたいLosslessな曲の低ビットレート版を作成して、それをipod nanoに入れるプレイリストに入れれば、とりあえずは一見落着。

が、アーティストなりアルバム単位で指定しているスマートプレイリストに、Lossless版と低ビットレート版の両方が表示されて悲しい。加えてLosslessが元々ない、mp3だけの楽曲もあるのでビットレートで単純にはねるわけには行かない。

以上の要件をクリアできるやり方をメモ。

  • CDからの取り込みは、問答無用でApple Losslessにする
    • 取り込んだとき、複数選択してコメント欄に「lossless」というキーワードを入れておく
    • iTunesの設定を変更して、Lossless版から低ビットレート版を作成する。この低ビットレート版のコメントには、「4ipod」とキーワードを入れておく。
  • PCで聞くスマートプレイリストでは、以下の条件を追加する。
    • 「コメント」が「4ipod」、「を含まない」
  • ipodに転送するスマートプレイには、以下のどちらの条件を追加する。
    • 「コメント」が「lossless」、「を含まない」
    • あるいは「ビットレート」「512」kbps「より小さい」

PCで聞くスマートプレイリストで、「コメント」が「lossless」、「を含む」でもよいように思えるがコレはダメ。Losslessではない以前からライブラリにある楽曲*4が排除されてしまうから。

手持ちのライブラリがさらに充実してくるにつれて、もっと容量が厳しくなる*5はずだが、そのころにはipodのバッテリーの寿命切れを迎えていて買い換えを迫られるはず。当面はこれでいいかな。

*1:最もこのサイズでも小さい、と言える今が恐ろしいとも言えるけどな

*2:ER-4Sだと地下鉄でも鳴っている最中には十分マスクされるけれども、静かな家には敵わないなず

*3:ステレオ256kbps/VBRにしてみた

*4:これらはPC用とipod用のどちらでも抽出される必要がある

*5:というか、現状でも入りきらないアルバムが結構ある